- (1)車の外装
- ・門型、高圧等の洗車機の場合
- 従来使用されています洗剤のように、ボディーシャンプーとしてご使用いただけます。希釈倍率は、洗車機の機種、メーカーによって異なりますが最終的に洗剤噴射ノズルから出る希釈倍率が40〜50倍になるように、洗剤タンクに入れる希釈倍率、希釈調整バルブを調節してください。(回転ブラシで少し泡が立つ程度の希釈率)
- ・手洗いの場合
- 市販されている一般のカーシャンプーとしてご使用戴けます。自動車に一度水をかけてから、希釈倍率は10〜20倍で使用し、洗浄後水で洗い流して使用します。
- 特に脱脂能力に優れている為、エンブレムや細部に入り込んだ汚れにも効果があり、鈑金塗装やコーティング前の下地処理にも最適です。G−510にはワックスのような作用はありませんが、ツヤ出し効果があります。タイヤ、ホイールに関しては5倍程度の希釈倍率が目安になります。タイヤに関しては汚れを浮かせて洗浄する為、タイヤワックスや化学製品のようにゴムを劣化させることがありません。ホイールに関してはブレーキダストの洗浄に効果的です。注意したい点は、コーティングの皮膜がはがれている場合、稀に皮膜と部材の隙間までも洗浄してしまう場合があります。夏場で特に効果的なのが、ボディ、バンパー、ガラス等に付着した虫の死骸の除去。ブラシ等で強くこすらずとも、簡単に洗浄することができます。ガラスクリーナー、ウィンドウォッシャー液として使用する場合は100倍希釈にて使用しますと、水洗いする必要がありません。ウォッシャー液に使用するとノズルの詰りが解消します。
- (2)車の内装
- モケット、繊維などには希釈率10〜20倍。染み付いた汚れには集中的に散布し、数分間放置後やわらかいブラシ等でブラッシングし、布やタオル等でたたくように汚れを取ってください。全体的な洗浄には布に散布してふきあげるだけでも十分です。市販されているようなシートクリーナーでは、内装繊維を脱色してしまうことが多く、高級車の内装などでクレームが発生することがありましたがG-510では洗浄対象物の変色脱色はありません。但し、長時間放置した染料になりえる汚れは落とせません。皮、ビニール製品は30〜50倍で洗浄してください。室内の汚れにおいて効果的なのは、常時運転中に触れる部分の皮脂の汚れ。喫煙車では天井内張りのヤニ落としに効果的です。消臭作用も働きます。ダッシュボードなどの樹脂製品については、よりいっそうの洗浄後のコーティング効果がみられます。
- (3)エンジンルーム
- 基本的に希釈率5倍で使用し、汚れがひどい部分には原液を使用する場合があります。G-510を散布後、数分間放置し、拭き取りもしくは洗い流すと効果的です。同時に油分を中和しますので、ガレージの床や側溝に汚水が流れても安心です。高圧洗浄などでの下回り洗浄では、油分の除去能力に優れる為、洗浄後の整備が楽になります。ウォッシャータンクやヒューズボックスなどの樹脂類は、コーティング効果が強く、汚れがつきにくくなります。但し、樹脂自体が変色したものや、色素が浸透したものの洗浄はできません。コンデンサーやラジエターフィンなどは、散布後にスチームやホースで水圧をかけると楽に洗浄できます。もちろん、ラジエターの内部洗浄にも使用できますが、洗浄後は完全に抜き取ってクーラントなどのサビ止め効果のあるものと入れ替えてください。G−510は脱脂効果が高いのですが、ブッシュ、ゴムパッキン、ブーツ等のゴム製品を劣化させることはありません。
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